「こころの旅」を歌いながら

トピックス, 哲学・思想・心理・教育, 音楽

2021年6月刊行

いまだからこそ「こころの旅」を

作詞家・深層心理学者きたやまおさむと音楽評論家富澤が
音楽文化論、人生論、旅の思想を語る

タイトル 「こころの旅」を歌いながら
サブタイトル 音楽と深層心理学のめぐりあい
著者 きたやまおさむ・富澤一誠
発売日 2021年 6月
本体価格 1600円
ISBN 978-4-86565-203-1
判型 四六判・並製
リード文 いまだからこそ「こころの旅」を。作詞家・深層心理学者きたやまおさむと日本を代表する音楽評論家富澤が、知的刺激に満ちた音楽文化論、人生論を展開。きたやま作品の再検討、時代性、旅の思想、生きることの意味や死を語る。
解説・目次 コロナ時代を面白く生きるための知恵。いまだからこそ「こころの旅」を。
「記憶に残る」作詞家・深層心理学者きたやまとデビュー50周年を迎える日本を代表する音楽評論家富澤が、知的刺激に満ちた音楽文化論、人生論を展開。
「戦争を知らない子供たち」は女々しい? 「帰って来たヨッパライ」の革命性、ショービズもSNSも闘技場?他、きたやま作品の再検討、旅や歌をきっかけとする社会・文化の深層分析を通じて、時代性、旅の思想、生きることの意味、老や死を語る。
「終着駅」が見えないから面白い。

★目次
第1章 「きたやまおさむ」の再発見――記憶に残る作詞家「きたやまおさむ」/「風」の時代/「白い色は恋人の色」を京都で作った意味/「花嫁」、ヒットの神髄/「戦争を知らない子供たち」の女性性/「さらば恋人」の深層/「赤い橋」と「死」/「間(あいだ)」でオリジナルは生まれる
 
第2章「旅の歌」の思想――「終着駅」が見えないから面白い――なぜ「旅の歌」が作られたのか?/「旅」をきっかけにして
第3章 旅する音楽人生――「コブのない駱駝」の謎/名曲たちの深層/時代とともに旅するということ/ロンドン留学で得たもの/音楽は「癒やし」になるか?/「コロナ」時代の心の歌

著者プロフィール きたやまおさむ
精神科医、臨床心理士、作詞家。
1946年淡路島生まれ。65年京都府立医科大学在学中にザ・フォーク・クルセイダーズ結成に参加、67年「帰って来たヨッパライ」でデビュー。グループ解散後は作詞家として活動。71年「戦争を知らない子供たち」で日本レコード大賞作詞賞を受賞。九州大学教授を経て現在白鷗大学学長。
著書『コブのない駱駝』『良い加減に生きる』他多数。

富澤一誠
日本を代表する音楽評論家。
1951年長野県生まれ。東大を中退し、フォークを対象に評論活動を始める。テレビはBS日テレ、ラジオはNACK5やJFN各局でレギュラー番組を持ち、レコード大賞にも深く関わる。尚美学園大学副学長。
著書『あの素晴しい曲をもう一度』『「大人の歌謡曲」公式ガイドブック』『あの頃、この歌、甦る最強伝説』『音楽でメシが食えるか?』他多数。