愚行の社会学

トピックス, 社会問題

2025年4月刊行

「やはりそれは愚行だったか」——思わず膝を打つ事例と分析

読みやすく、ユーモアに満ちた論述

タイトル 愚行の社会学
サブタイトル 人はなぜ「愚か」になってしまうのか
著者 内藤 潔
発売日 2025年 4月
本体価格 3000円
ISBN 978-4-86565-292-5
判型 四六判・並製
リード文 あなたもわたしも免れない!「やはりそれは愚行だったか」——思わず膝を打つ事例と分析。「働き方改革」「お役所仕事」「デジタル革命」ほか…理不尽なこと、納得できない「愚かな行為」を、読みやすく、ユーモラスに論述。
解説・目次 あなたもわたしも免れない
「やはりそれは愚行だったか」——思わず膝を打つ事例と分析
「働き方改革」「お役所仕事」「デジタル革命」「競争」「縄張り」ほか…現代社会のいたるところで遭遇する理不尽なこと、あたり前のことのように言われるが、よく考えると納得できない「愚かな行為」をつぶさに検証。生物としての人間がもつ〈生存欲求〉と「集団」生活が余儀なくさせ、理性によって制御できない行為を解く。人間社会の根源的メカニズムに迫る意欲的論考。
一級建築士としてさまざまな都市づくり、建築の現場に関わる著者ならではのエピソード満載。
高いところに自分を置いて他者を冷笑する「愚行」とは無縁、読みやすく、ユーモアに満ちた論述。

★目次
▼0 はじめに――この本は何をどのように語るのか
▼1 タイムレコーダ——「働き方改革」の不可思議
▼2 お役所仕事の中身――建築の審査
▼3 デジタル革命の入口で
▼4 転職エージェント
▼5 出し抜く力――学習塾
▼6 やはり見た目が大切――印象の資源化、価値観の操作
▼7 縄張り――生存空間の争奪戦
▼8 マンションという選択
▼9 終わりに――愚行とは集団化コストの一つ

著者プロフィール 1950年東京生まれ。明治学院大学大学院修了、博士(社会学)。㈱ナイトウ総合計画事務所取締役主幹。代表設計者(一級建築士)。建築設計実務の傍ら、大学・専門学校では社会学の教鞭をとる。
著書『建築する人々のエスノグラフィー』(ハーベスト社)等。