夢に住む人 認知症夫婦のふたりごと

トピックス, 地域活性本, 文芸, 社会問題

2020年4月刊行

認知症の家族をもつ方に希望の書

タイトル 夢に住む人 認知症夫婦のふたりごと
著者 木部 克彦
発売日 2020年 4月
本体価格 1500円
ISBN 978-4-86565-178-2
判型 A5判・並製
リード文 認知症の家族をもつ方に希望の書。「認知症の老齢夫婦が自宅で暮らすのは無理」といわれながらも、なんとかふたり暮らしは継続しています。笑いあり、「!」あり、なによりもここには、認知症とともに生きる人の本音があります
解説・目次 認知症の家族をもつ方に希望の書
「認知症の老齢夫婦が自宅で暮らすのは無理」といわれながらも、生きがいの畑仕事で市長賞に輝く大根を生産した父、悪態をつきながらも懸命に夫の「世話」を焼く母、なんとか、ふたり暮らしは継続しています。両親を支える息子=著者が、二人のこころの声を代弁して1冊にまとめました。笑いあり、「!!!」あり、なによりもここには、認知症とともに生きる人の本音があります。

免許返納の後の会話……
母「あれ、そうかい。免許をけえしたんかい」
子「そうっさあ。日本中で85歳になるとみんな免許をけえす決まりになったんだい」
母「そうなんかい。みんなそうしてるんなら、しゃあないねえ。だけど、免許をけえしたって、運転するんはかまわねんだろう?」
「…………」

著者プロフィール 1958年生まれ。毎日新聞記者を経て、現在出身の地・群馬で、大学・出版・福祉などさまざまな分野で活躍。「群馬のプロモーション委員会」「群馬県文化審議会」委員。
著書『主夫っていいかも』(彩流社)『群馬の逆襲』『続・群馬の逆襲』『今夜もおっきりこみ』『情報を捨てる勇気と表現力』『家庭料理が幸せを呼ぶ瞬間』『認知症、今日も元気だい』(言視舎)など多数