精読 小津安二郎

トピックス, 映画・演劇・シナリオ

17年6月刊行

小津は細部に宿る

タイトル 精読 小津安二郎
サブタイトル 死の影の下に
著者 中澤千磨夫
発売日 2017年 06月
本体価格 2200円
ISBN 978-4-86565-095-2
判型 四六判・並製
リード文 小津映画を書物と同様の手法で精密に分析することを主張する著者が小津の代表作を縦横に読み解く。精読することで明らかになるディテールに込められた小津の映像美学の核心、そして戦争と死の影。小津の中国戦跡調査も実施。
解説・目次 小津は細部に宿る
小津映画を書物と同様の手法で、精密に分析することを主張する著者が小津の代表作を縦横に読み解く。精読することではじめて明らかになるディテールに込められた小津の映像美学の核心、そして戦争と死の影。
著者は全国小津安二郎ネットワーク会長であり、小津における地名を徹底調査、小津の中国戦跡調査も実施。

★目次
Ⅰ死の影の下に 
1▼『父ありき』――死者の集合性、あるいは「無」へ 2▼『宗方姉妹』――ドン・キホーテの運命、あるいは激発する暴力 3▼『麦秋』――死者の眼、そして麦穂の鎮魂 4▼『東京物語』――死の影の下に
 
Ⅱ小津安二郎と戦争
 
5▼「敗けてよかった」再考――小津安二郎の戦争・序説  6▼「敗けてよかった」三考――小津安二郎「海ゆかば」と「軍艦マーチ」の間  7▼小津安二郎の見つめた戦争(講演)

著者プロフィール 1952年、北海道札幌市生まれ。
北海道大学大学院文学研究科(国文学専攻)博士後期課程単位取得満期退学。北海道大学文学部助手を経て、北海道武蔵女子短期大学教授。在職中。全国小津安二郎ネットワーク会長。
著書に『荷風と踊る』(三一書房)、『小津安二郎・生きる哀しみ』(PHP新書)など。


『精読 小津安二郎』の紹介記事、多数

朝日新聞 北海道版 7/22付
【北の文化】欄に
“小津を北海道で読む”

夕刊フジ 7/29付
【新刊情報】

北海道新聞 8/6付
【ほっかいどう】

信濃毎日新聞、下野新聞 8/20付
【新刊案内】

ほか、
書評も取り上げられています