〈戦争〉と〈国家〉の語りかた
トピックス13年11月下旬刊行
戦後思想はどこで間違えたのか
シリーズ | 飢餓陣営叢書6 |
---|---|
タイトル | 〈戦争〉と〈国家〉の語りかた |
タイトル読み | センャEトコッカノカタリカタ |
サブタイトル | 戦後思想はどこで間違えたのか |
著者 | 井崎 正敏 |
著者読み | イザキ マサトシ |
出版社 | 言視舎 |
発売日 | 2013年 11月 27日 |
本体価格 | 2000円 |
ISBN | 978-4-905369-75-2 |
判型 | 四六判上製 |
リード文 | 語るべきは?私たちの戦争?であり?私たちの基本ルール>である。戦後日本を代浮キる論者の〈戦争〉と〈国家〉に関する思考に切込む |
解説・目次 | 語るべきは<私たちの戦争>であり、<私たちの基本ルール>である。 戦後日本において戦争責任意識の欠如と国民意識の欠如とは密接につながっていた。それゆえ戦争論では感情的不毛な論争が繰り返され、対立するだけの国家観が語られてきた。 本書は、吉本隆明、丸山眞男、火野葦平、大西巨人、大江健三郎、松下決黷ネど戦後日本を代浮キる論者の〈戦争〉と〈国家〉に関する思考に真正面から切り込み、空転する思想の対立を超え、戦争と国家を語るための基本的な枠組みを提出する。 ▼目次 ▼序章 戦後思想、初心と挫折 吉本隆明の「戦争」 ▼第一章 われらが敵、日本軍 戦後民主主義者の「兵隊」像 ▼第二章 兵隊、わが同胞 火野葦平の「戦争」と戦後 ▼第三章 兵隊たちの抵抗 大西巨人の「戦争」 ▼第四章 軍国少年の夢 大江健三郎の「戦争」 ▼第五章 大日本帝国VS「村=国家=小宇宙」 大江健三郎の「国家」 ▼第六章 国家は共同幻想なのか? 吉本隆明の「国家」 ▼第七章 憲法℃рスちの基本ルール 松下決黷フ「憲法」 ほか |
著者プロフィール | 批評家。一九四七年東京生まれ。東京大学文学部倫理学科卒業後、筑摩書房に入社。同社編集部長などを経て、批評活動に入る。 主な著書『天皇と日本人の課題』『ナショナリズムの練習問題』(洋泉社)『倫理としてのメディア』(NTT出版)他 |
担当編集部より
語るべきは<私たちの戦争>であり
<私たちの基本ルール>である
戦後日本において戦争責任意識の欠如と国民意識の欠如とは密接につながっていた。それゆえ戦争論では感情的不毛な論争が繰り返され、対立するだけの国家観が語られてきた。本書は、吉本隆明、丸山眞男、火野葦平、大西巨人、大江健三郎、松下圭一など戦後日本を代表する論者の〈戦争〉と〈国家〉に関する思考に真正面から切り込み、空転する思想の対立を超え、戦争と国家を語るための基本的な枠組みを提出する。
[目次]
▼序章 戦後思想、初心と挫折 吉本隆明の「戦争」
▼第一章 われらが敵、日本軍 戦後民主主義者の「兵隊」像
▼第二章 兵隊、わが同胞 火野葦平の「戦争」と戦後
▼第三章 兵隊たちの抵抗 大西巨人の「戦争」
▼第四章 軍国少年の夢 大江健三郎の「戦争」
▼第五章 大日本帝国VS「村=国家=小宇宙」 大江健三郎の「国家」
▼第六章 国家は共同幻想なのか? 吉本隆明の「国家」
▼第七章 憲法―私たちの基本ルール 松下圭一の「憲法」 ほか
★井崎正敏: 批評家。一九四七年東京生まれ。東京大学文学部倫理学科卒業後、筑摩書房に入社。同社編集部長などを経て、批評活動に入る。
主な著書『天皇と日本人の課題』『ナショナリズムの練習問題』(洋泉社)『倫理としてのメディア』(NTT出版)他