石原吉郎――寂滅の人
トピックス, 文芸13年6月中旬刊行
飢餓陣営叢書
勢古浩爾「幻の処女作」ついに刊行!
シリーズ | 飢餓陣営叢書 |
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タイトル | 石原吉郎 |
タイトル読み | イシハラヨシロウ |
サブタイトル | 寂滅の人 |
著者 | 勢古 浩爾 |
著者読み | セコ コウジ |
出版社 | 言視舎 |
発売日 | 2013年 6月 14日 |
本体価格 | 1900円 |
ISBN | 978-4-905369-62-2 |
判型 | 四六判並製 |
リード文 | 壮絶な体験とは人に何を強いるものなのか?詩人石原吉郎を再発見し、生きることの意味、倫理のあり方を問い直した著者「幻の処女作」 |
解説・目次 | 壮絶な体験とは、人に何を強いるものなのか? ラーゲリ(?A強制収容所)で八年間、過酷な労働を強いられ、人間として、体験すべきことではないことを体験し、帰国後の生を、いまだ解放されざる囚人のように生きつづけた詩人・石原吉郎の苛烈な生と死。 「忘れられた」詩人を再発見し、生きることの意味、倫理のあり方を正面から問い直した、著者「幻の処女作」ついに刊行! ★『望郷と海』を読んだのは二書繧フ後半だった。…「ここにおれとおなじような人間がいる」と思ったのだった。むろん時代がちがう。年齢がちがう。体験の質と量がちがう。が、孤独が似、自己愛と自己嫌悪が似、人間への反感が似、痛々しさが似ている、と思われたのだ……『まえがき」より ★目次 ▼第一章 喪失 あるいは私 ▼第二章 望郷 あるいは海 ▼第三章 非在 あるいは時 ▼第四章 関係 あるいは点 ▼第五章 幼年 あるいは母 ▼第六章 新生 あるいは信 ▼第七章 単独 あるいは夢 ▼第八章 寂滅 あるいは歌 ▼補遺 書き出しの美学 |
著者プロフィール | 1947年大分県生まれ。評論家。 著書『まれにみるバカ』『白洲次郎的』『大和よ武蔵よ』『最後の吉本隆明』ほか、多数。 |
『石原吉郎』
担当編集部より
壮絶な体験とは、人に何を強いるものなのか?
ラーゲリ(ソ連強制収容所)で八年間、過酷な労働を強いられ、人間として、体験すべきことではないことを体験し、帰国後の生を、いまだ解放されざる囚人のように生きつづけた詩人・石原吉郎の苛烈な生と死。「忘れられた」詩人を再発見し、生きることの意味、倫理のあり方を正面から問い直した、著者「幻の処女作」ついに刊行!