天災か人災か? 松本雪崩裁判の真実

トピックス, 社会問題

2023年3月刊行

「雪崩は自然災害という常識」を覆した5年裁判の核心を明らかにする、山岳&法廷ノンフィクション

タイトル 天災か人災か? 松本雪崩裁判の真実
著者 泉 康子
発売日 2023年 3月
本体価格 2500円
ISBN 978-4-86565-245-1
判型 A5判・並製
リード文 雪崩事故報道に警鐘!雪崩事故の多くは《人災》である!雪に埋まった最愛の息子の死の真相を求めて母は県を訴える裁判を起こした。「雪崩は自然災害」という常識を覆した裁判の核心を明らかにする山岳&法廷ノンフィクション
解説・目次 「雪崩事故」報道に警鐘!
雪崩事故の多くは《人災》である!
雪に埋まった最愛の息子―その死の真相を求めて母は「県(知事)」を訴える裁判を起こした。「雪崩は自然災害という常識」を覆した5年裁判の核心を明らかにする、山岳&法廷ノンフィクション
2017年3月栃木那須岳、高校生・教員の雪崩事故――
いまなお雪崩事故が相次ぐのは、本書の裁判の結果・成果が生かされていないからである!
科学的な知見、親子の熱い人間ドラマ、「雪崩は自然災害」として幕引きを図る県、型破りな弁護士の執念……、人間の覚悟と情熱と優しさを描き切った臨場感あふれるヒューマンドキュメント。
著者プロフィール 1937年、満洲新京(現中国長春市)生まれ。熊本県立第一高等学校を経て、1958年、早稲田大学第二文学部入学。在学中、60年安保闘争を闘い、1965年卒業。その後、新日本文学会ルポルタージュ研究会に入会。1976年、のらくろ岳友会を結成。劔岳、黒部下の廊下、槍、穂高、北岳を中心とする山行(半数は単独行)を続けながら、機関誌“のらくろ達”を編集。
著書に『いまだ下山せず!』(宝島社)、他に『甦る抵抗の季節』(言視舎)への寄稿(「1960燃ゆ」)など。