「ザインエレクトロニクス」最強ベンチャー論
トピックス, イノベーション・MOT, ビジネス・経済11年7月下旬 刊行
シリーズ | 理科少年シリーズ |
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タイトル | 「ザインエレクトロニクス」最強ベンチャー論 |
タイトル読み | ザインエレクトロニクスサイキョウベンチャーロン |
サブタイトル | 強い人材・組織をどのようにつくるか |
著者 | 飯塚 哲哉/田辺 孝二/出川 通 |
著者読み | イイヅカテツヤタナベコウジデガワトオル |
出版社 | 言視舎 |
発売日 | 2011年 7月 19日 |
本体価格 | 1400円 |
ISBN | 978-4-905369-07-3 |
判型 | 四六判並製 |
リード文 | 最強ベンチャー企業「ザインエレクトロニクス」のCEOが語る強い組織の秘密。人材育成法などイノベーションを実現する叡智の数々。 |
解説・目次 | 2010-11年就職優良度ランキング、創業社長率いるベンチャー企業?1の「ザインエレクトロニクス」。そのCEOが語る強い組織の?秘密?。 仕事に対する心高ヲ、人材育成法から、日本のビジネス環境論、日本の技術を再生させる方策まで、イノベーションを実現する叡智の数々。 ★目次 ▼? ザインエレクトロニクス≠サの「強さ」の秘密 1 ザインエレクトロニクスのターニングポイントを追って 2 「三異の時代」 3 成功する起業とは ほか ▼? 強い人材をつくる方法 1 ザインエレクトロニクスの幸福論 2 人を育てるとはどういうことか 3 ベンチャーの条件 ほか ▼? 日本のビジネス環境についての提言 1 日本の根本問題を指摘しよう 2 日本の技術、再生のために 3 経営環境を考える 4 イノベーションの可柏ォを広げるために 5 発想力 ほか |
著者プロフィール | ザインエレクトロニクスCEO 飯塚哲哉 1970年東京大学工学部物理工学科卒、1975年同大大学院電子工学修了、工学博士。 75年株式会社東芝に入社し、91年独立。1992年ザインエレクトロニクス株式会社設立。 2000年「第10回ニュービジネス大賞」アントレプレナー大賞最優秀賞受賞、日本半導体ベンチャー協会(JASVA)設立、会長就任。 2001年JASDAQに上場。 2002年日経BP社主催ベンチャー・オブ・ザ・イヤー受賞。 2006年社団法人経済同友会・新事業創造推進フォーラム委員長、秋の褒章にて「藍綬褒章」を受章。 政府税制調査会特別委員。 聞き手: 東工大大学院教授田辺孝二 事業化コンサルタント出川通 |
担当編集より
「ベンチャー」にはピンチをチャンスに変える発想法がある
本書は半導体系ベンチャー企業としてトップを行く「ザインエレクトロニクス」のCEOである飯塚哲哉氏に加え、東工大大学院教授でイノベーションやアジアのビジネスを講ずる田辺孝二氏と、本書「理科少年シリーズ」のプロデューサーで事業化コンサルタントでもある出川通氏が、ベンチャーをはじめとして強い組織・人材とは何か、日本のビジネス環境はどこが問題なのかを討議したものです。
飯塚氏は、
「起業とか、ベンチャーというものが、ハングリー精神のみに依存しているような国は途上国です。国が豊かになっているのに、ベンチャーが発生しないのだったらそれも劣等国です。皆が安定した地位としての職場のみを求める国はいずれ競争力を失う。もっと高いものがあるのです。……最も素晴らしい働き方を提供するのが、ベンチャーなのだということをわかってもらいたい」
と述べています。
つまり、単なるハングリー精神では起業はできないし、ベンチャーがなかなか成功できない現在日本のビジネス環境には、改善すべきところが山ほどあるということです。そして本書では、3人の討議なかから問題の指摘にとどまらない、どうすればいいかという提言を次々に発信していきます。
大震災により、これまで蓄積されてきた日本の問題点は、よりはっきりしてきたということもできます。この意味でピンチはチャンスに変わる契機を含んでいます。このとき、著者3人のブレのない姿勢・考え方は、日本技術や経済社会についての確固たる方針の提示になっています。
半導体産業新聞の「書評」コーナーに
『「ザインエレクトロニクス」最強ベンチャー論』が掲載されました
【国内市場が縮小するなか、世界に挑むうえで、日本の経営者は何をすべきなのか。
何かしらのヒントを提供してくれる1冊】