真っ白な闇

トピックス, 文芸

2021年10月刊行

医師と文筆活動の二刀流を本格的に開始した著者が挑む社会派サスペンス。

タイトル 真っ白な闇
サブタイトル Death by hanging
著者 もののおまち
発売日 2021年 10月
本体価格 1600円
ISBN 978-4-86565-213-0
判型 四六判・並製
リード文 大胆な展開で巨悪を見据える。医師と文筆活動の二刀流を本格的に開始した著者が挑む社会派サスペンス。渋谷、廃止直前の青函連絡船、函館、津軽を舞台に繰り広げられる死闘、そして巨悪の影。息をのむ展開から、驚きの結末へ。
解説・目次 もののおまち、本格始動!
大胆な展開で巨悪を見据える
医師と文筆活動の二刀流を本格的に開始した著者が挑む社会派サスペンス。バブル期の渋谷円山町、廃止直前の青函連絡船、函館のひなびた温泉ホテル、津軽の農村…を舞台に繰り広げられる死闘、そして巨悪の影。息をのむ展開から、驚きの結末へ――。

[ものがたり]
公園の公衆トイレで発見された首吊り死体は、自殺とみせかけた殺人か?  人生をあきらめかけていた松木杏子は、幼いころに自分を捨てた母の人生を辿るべく函館に渡った。たまたま母の消息を聞いたものの、むなしさは消えない。自暴自棄の気分のまま、ふたたび連絡船上の人となった杏子が、船のデッキで見たものは……

★目次
Ⅰ 真っ白な闇――Death by hanging

Ⅱ もののおまち傑作短編選
1 薄明の中で
2 馬橇と少女~第26回「ゆきのまち幻想文学賞」佳作(福原加壽子名で)
3 貉(むじな)、甘いかしょっぱいか~第29回「ゆきのまち幻想文学賞」入選
4 虹の橋のたもとで

著者プロフィール 五所川原市で医師としての活動と並行して、創作活動を続けている。
第26回「ゆきのまち幻想文学賞」佳作(福原加壽子名で)、第29回「ゆきのまち幻想文学賞」入選。
著書に『骨の記憶 七三一殺人事件』(福原加壽子名で、言視舎)がある。