小津の汽車が走る時

トピックス, 映画・演劇・シナリオ

19年9月刊行

小津映画を熟読玩味する

タイトル 小津の汽車が走る時
サブタイトル 続・精読 小津安二郎
著者 中澤 千磨夫
発売日 2019年 9月
本体価格 2200円
ISBN 978-4-86565-157-7
判型 四六判・並製
リード文 小津映画を熟読玩味する!「日本文学研究に燦然と耀く成果」(鷲田小彌太評)と絶賛された前著の手法にさらに磨きをかけ、小津映画を文学のテキストと同様に精緻に分析。ディテールに込められた小津の映像美学の核心を解読する
解説・目次 小津映画を熟読玩味する
「日本文学研究に燦然と耀く成果」(鷲田小彌太評)と絶賛された前著『精読 小津安二郎』の手法にさらに磨きをかけ、小津映画を文学のテキストと同じようにとことん精緻に分析。ディテールに込められた小津の映像美学の核心を解読する。

★目次
Ⅰ痙攣するデジャ・ヴュ 1▼小津の汽車が走る時 2▼大場健司と末延芳晴の小津本から 3▼『淑女と髭』再読 4▼『早春』――長屋のインテリ・生きる哀しみ、あるいは死んだ兵士が出来なかったこと 5▼『お早う』――放屁とテレビ  6▼『青春放課後』――岡惚女と下駄履き男、あるいは「日本語の妙味」
Ⅱ小津安二郎の方へ 7▼越えていく者たち――周防正行『シコふんじゃった。』から 8▼岡田嘉子のことを考えるために『隣りの八重ちゃん』あたりから再読してみよう ほか

著者プロフィール 1952年、北海道札幌市生まれ。北海道大学大学院文学研究科(国文学専攻)博士後期課程単位取得満期退学。北海道大学文学部助手を経て、北海道武蔵女子短期大学教授。全国小津安二郎ネットワーク会長。
著書に『荷風と踊る』(三一書房)、『小津安二郎・生きる哀しみ』(PHP新書)『精読 小津安二郎』(言視舎)など。