渡辺京二

トピックス, 文芸

16年3月刊行

〈言視舎 評伝選〉シリーズ 第5弾

978-4-86565-048-8

渡辺京二の初期から現在に至る全著作を読み解き、その秘密に迫る本邦初の評伝。

シリーズ 言視舎 評伝選
タイトル 渡辺京二
著者 三浦 小太郎
発売日 2016年 3月
本体価格 3800円
ISBN 978-4-86565-048-8
判型 四六・上製
リード文 人類史のスパンで世界史を見据える歴史思想家の全貌。渡辺京二が一貫して手放さなかったものは、歴史の必然性という概念に抵抗してきたことだ。その初期から現在に至る全著作を読み解き、その秘密に迫る本邦初の評伝。
解説・目次 人類史のスパンで世界史を見据える歴史思想家の全貌。
初めて明かされるその資質・体験・方法。
若き日に「小さきものの死」で思想家として出発した渡辺京二が、一貫して手放さなかったものは、近代という時代の不可避性を見失わず、そこで失われていくものに思想の根拠をおくことで、歴史の必然性という概念に抵抗してきたことだ。その初期から現在に至る全著作を読み解き、その秘密に迫る本邦初の評伝。

★目次
第一章 大連
 
第二章 闘病生活と若き日の歌
 
第三章 小さきものの死と挫折について
 
第四章 吉本隆明と谷川雁
 
第五章 水俣病闘争
 
第六章 処女作『熊本県人』
 
第七章 『ドストエフスキイの政治思想』
 
第八章 神風連と河上彦斎
 
第九章 西郷隆盛
 
第十章 宮崎滔天
 
第十一章 北一輝
 
第十二章 二・二六事件と昭和の逆説
 
第十三章 「地方という鏡」
 
第十四章 ポストモダン批判
 
第十五章 石牟礼道子とイリイチ
 
第十六章 逝きし世の面影
 
第十七章 江戸と近世
 
第十八章 黒船前夜 ほか

著者プロフィール 1960年東京生まれ。
90年代から北朝鮮の人権問題や脱北者の支援活動などに参加。
『諸君!』『月刊日本』『正論』『別冊宝島』等に執筆。
著書に『嘘の人権 偽の平和』『収容所での覚醒 民主主義の堕落』(いずれも高木書房)がある。