社会問題 · 2026.11

シリーズ現場から

しなやかなケアをめざして

<弱い>心理職でいいじゃない

内海 新祐

”心もとなく”たって大丈夫! 児童養護施設・心理職の現場の視点を徹底し、ケアすることの理論と実践を問い、ケアに携わる人の「心の元気」をくすぐるヒントと新鮮な発想法満載

著者
内海 新祐
刊行
2026年11月
ISBN
9784865653205
本体価格
2500円
判型
四六判・並製
ジャンル
社会問題

内容紹介

”心もとなく”たって大丈夫! 児童養護施設・心理職の現場の視点を徹底し、ケアすることの理論と実践を問い、ケアに携わる人の「心の元気」をくすぐるヒントと新鮮な発想法満載

1 「困難」と付き合う
1▼今日の社会的養護におけるケアの「構造」的課題
2▼トラウマのケア
3▼倫理と臨床「情報開示」をめぐって
4▼児童相談所に思うこと 連携の前提として
5▼「食べることと出すこと」から考える
6▼「1+1=2」はなぜ不思議か
2 ライフサイクルの中のケア
1▼ライフサイクルとケア――世代継承/乳児期~幼児期の前半/幼児期の後半~学童期/思春期とその後
5▼セラピストの加齢はプレイセラピーにどう影響するのか?
6▼子どもの育ちを永く支援するということ
3 施設臨床と社会
1▼心理職の“心もとなさ”は児童福祉の現場でどう生きたか――目指すは〈弱い心理職〉?
2▼児童養護施設で出会う「死にたい」
3▼子どもを「わがまま」としか思えないときに
4▼親に「ありがとう」と言うためには
5▼ゲームと自律性
6▼「子どもの心理臨床」における遊びの意義

著者プロフィール

1973年神奈川県生まれ。東京大学大学院教育学研究科博士課程単位取得退学。
社会福祉法人旭児童ホーム心理療法担当職員。東洋英和女学院大学大学院、学習院大学大学院、お茶の水女子大学、非常勤講師。公認心理師、臨床心理士。
著書に『児童養護施設の心理臨床』、『子ども虐待を考えるために知っておくべきこと』(共編著日本評論社)。『増補版「ケア」を謳わないケア』(言視舎)ほか。