文芸 · 2026.04

ドキュメント三島由紀夫vs吉本隆明

思想としての生涯、響き合うそのドラマ

佐藤 幹夫

思想・文学の批評誌『飢餓陣営』の編集・執筆、硬派のジャーナリストとしても知られる著者が、同時代人である三島由紀夫と吉本隆明の思想と生涯の「謎」をノンフィクションの手法を用いて追う渾身の力作。三島・吉本対照年譜付

著者
佐藤 幹夫
刊行
2026年4月
ISBN
978-4-86565-309-0
本体価格
2600円
判型
四六判・並製
ジャンル
文芸

内容紹介

惜しまれながら終刊した思想・文学の批評誌『飢餓陣営』の編集・執筆で独自の領域を切り拓き、硬派のジャーナリストとしても知られる著者が、同時代人である三島由紀夫と吉本隆明の思想と生涯の「謎」をノンフィクションの手法を用いて追う渾身の力作。
【三島・吉本対照年譜付】

★目次
【はじめに】 なぜ「三島由紀夫と吉本隆明」なのか
【プロローグ】 三島と吉本、それぞれをどう論じていたか
◆第一章 三島由紀夫――「誕生と幼少期」と資質の悲劇
◆第二章 吉本隆明――「言語は「母」からくる」という「生涯」
◆第三章 「三島由紀夫」をつくったのはだれか――その「文学の幼年期」をめぐって
◆第四章 吉本隆明と「文学の幼年期」の場所――家族、月島、遊び
◆第五章 「初期」へ移行と「エリアンの手記と詩」――『高村光太郎』『島尾敏雄』の対幻想、そして共同幻想へ
◆第六章 「三島由紀夫」の誕生以前/以降――「初期」の作品に見る「三島由紀夫」の痕跡
【エピローグ】 「成熟と喪失」と「私」をめぐる冒険

著者プロフィール

1953年、秋田県生まれ。2001年よりフリーランスとして執筆や雑誌・書籍の編集発行に携わる。1987年より批評誌『飢餓陣営』を発行し2025年60号で終刊。
主な著書に『自閉症裁判』(朝日文庫)、『知的障害と裁き』(岩波書店)、近刊に、村瀬学との共著『コロナ、優生、貧困格差、そして温暖化現象』(論創社)、『津久井やまゆり園「優生テロ」事件、その深層とその後: 戦争と福祉と優生思想』(現代書館)がある。