社会問題 · 2022.12

科学と国家と大量殺戮 生物学編

犯罪社会学講義

澤野 雅樹

科学の発展を歴史的に追い、どのように国家の暴力装置と連動してきたか、政治とは無関係だったはずの学問・専門的言説が、どうやって政治と接続し利用されていくのか、必読文献を読み解きながら明らかにする。読書案内も充実

著者
澤野 雅樹
刊行
2022年12月
ISBN
978-4-86565-239-0
本体価格
3,200円
判型
A5判・並製
ページ数
304
ジャンル
社会問題 / 近過去

内容紹介

科学の発展を歴史的に追いながら、いかなる分野がどのように国家の暴力装置と連動してきたのか? 本来政治とは無関係だったはずの学問ないし専門的言説が、どうやって政治と接続し、巧妙に利用されていくのか、必読文献を読み解きながら明らかにしていく。
読書案内も充実

★目次 
▼第1講 序・ダーウィン前夜―差異と変異を説明する試み
▼第2講 進化論―ダーウィンの位置
▼第3講 絶滅論とキュヴィエ
▼第4講 適者生存と遺伝形質における優劣―スペンサーとメンデル
▼第5講 禁忌と侵犯、あるいは本能と精神医学
▼第6講 国民(Nation)の登場をめぐって
▼第7講 社会の優生学的編成
▼第8講 反ユダヤ主義とシオニズム
▼第9講 科学者と戦争―フリッツ・ハーバーの仕事
▼第10講 厄介者たちの計画的かつ合理的な処理
▼第11講 ナチスの暴虐とカオスの生成
▼第12講 死の大量生産システムとその意味
▼第13講 殺人の敷居―戦争は万人を殺人鬼にする?
▼第14講 粛清の嵐とそのなかに開花した徒花
▼第15講 2つの結語―ゲノムとテロル

著者プロフィール

1960年生まれ、明治学院大学教授。
専門は社会思想、犯罪社会学。
主な著書『ドゥルーズを「活用」する!』(彩流社)『起死回生の読書』(言視舎)『絶滅の地球誌』(講談社選書メチエ)『ミルトン・エリクソン』(法政大学出版局)ほか多数。