文芸 · 2016.06
島尾 敏雄
人は何を代償にして作家になるのか? 『死の棘』の夫婦にとって小説とは現実以上にリアルであった!奄美は、島尾にとり「深淵」の場所であった。自らの〈生〉の証として小説を書き継いだ作家の宿命を描く本格的評伝の決定版。
内容紹介
《シリーズ 第8弾》人は何を代償にして作家になるのか?
『死の棘』の夫婦にとって小説とは現実以上にリアルであった!
自らの命を捨てる場所としてあらわれ、後日、生活をたて直すために戻った奄美は、島尾にとり「深淵」の場所であった。戦争中に特攻艇隊長として島の娘と出会い、愛を育くみ結婚のち上京、夫婦の生活はすさまじい修羅場に変化してゆく。そのさまを作家は克明に作品化してゆく。自らの〈生〉の証として小説を書き継いだ作家の宿命を描く本格的評伝の決定版。
著者プロフィール
1944(昭和19)年12月12日沖縄県久志村字久志(現在の名護市字久志)に生まれる。沖縄大学文学部英文学科中退。在学中『発想』を創刊、1号から7号までの編集にたずさわる。『脈』を個人誌として創刊(1972年)、24号から同人誌に移行。