文芸 · 2013.12
ゆるゆる人生のみつけかた
金子光晴の名言から
超脱力・超中国・超戦争・超貧乏・超老人を学ぶ。波瀾の人生を生きた大詩人。日本が直面する危機には金子光晴のゆるい生き方が有効。
内容紹介
超脱力・超中国・超戦争・超貧乏・超老人を学ぶ金子光晴〜第二次大戦以前から1970年代まで、波瀾の人生を生きた大詩人。スキャンダラスな夫人との関係、中国・東南アジア、ヨーロッパへ足掛け5年に及ぶ極貧の放浪旅行、戦争に対する絶妙な態度、晩年「エロ爺さん」ともてはやされ老人になってからの活躍=。
現在の日本が直面する危機には、金子光晴のゆるい生き方が有効である。
★(金子光晴の)人生がおもしろいのだから、その人生を語る物語がおもしろくないはずがない。いや、人生を語る物語が人生よりおもしろくなってしまった。/さらに愉快なのは、そんな艱難辛苦を体験した詩人であるのに、その生涯を見わたしてみると、すこしも苦労した様子がみられないことである。/悠々と、飄々と、ゆるゆると、人生をわたっている。/そんな人=金子光晴の足跡をたどる旅行を、詩人の野村喜和夫と私(鈴村和成)は、何度かこころみている。……本文より
著者プロフィール
鈴村和成
評論家、詩人。ランボー、村上春樹論等で活躍。2009年『ランボーとアフリカの8枚の写真』など一連の紀行により藤村記念歴程賞受賞、著書多数。写真批評、撮影も手がけ、本書の写真も担当。
野村喜和夫
評論家、詩人。2012年『萩原朔太郎』『移動と律動と眩暈と』で鮎川信夫賞受賞、著書多数。